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No.00042022年8月25日 公表米国 ボストンIT

米国のパスワード管理サービス会社で、利用者のパスワード保管庫のバックアップがクラウドから漏洩

流出した、またはおそれのある件数
不明(影響を受けた利用者数は公表されていない)

氏名、請求先住所、メールアドレス、電話番号、IPアドレスなどの契約情報と、利用者の保管庫データの写し(IDとパスワードは暗号化、サイトURLは暗号化なし)。MFA用データベースのバックアップも含む。人数は公表されていない。

原因の種類
認証情報の漏れ

IDやパスワードが漏れ、なりすましで入られた事故

同じ原因の事故(28件)
公表日
2022.08.25

米国 ボストン IT

2022年8月、パスワード管理サービス会社は開発環境への不正アクセスを公表した。12月には、攻撃者がその時に得た情報を使って別の社員を狙い、クラウド上のバックアップから利用者の保管庫データと契約情報を写し取ったと公表した。保管庫のIDとパスワードは各利用者のマスターパスワードから作る鍵で暗号化されており、サイトのURLなどは暗号化されていなかった。

この記事の内容
1. 何が起きたか2. なぜ起きたか3. どうすれば防げたか4. 自社に同じ原因があるか出典と更新の履歴

何が起きたか

この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、氏名、請求先住所、メールアドレス、電話番号、IPアドレスなどの契約情報と、利用者の保管庫データの写し(IDとパスワードは暗号化、サイトURLは暗号化なし)。MFA用データベースのバックアップも含む。人数は公表されていないです。その後の対応と影響は、Mandiantと調査し、利用者と法人顧客に推奨する対処の手順を公開した。法人顧客の3%未満には個別に連絡したです。

原因になったのは「社員の自宅PCに仕込まれたキーロガーによる認証情報の盗み出し」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。

  1. 中心 直接の原因確定

    攻撃者が上級DevOpsエンジニアの自宅PCで脆弱なメディアソフトを悪用してキーロガーを仕込み、マスターパスワードを盗んで社内の保管庫とクラウドの鍵に入った。

  2. 1つ外側 流出した情報確定

    氏名、請求先住所、メールアドレス、電話番号、IPアドレスなどの契約情報と、利用者の保管庫データの写し(IDとパスワードは暗号化、サイトURLは暗号化なし)。MFA用データベースのバックアップも含む。人数は公表されていない。

  3. いちばん外側 その後の対応と影響確定

    Mandiantと調査し、利用者と法人顧客に推奨する対処の手順を公開した。法人顧客の3%未満には個別に連絡した。

(確定)は当事者が発表した内容、(報道)は報道にもとづく内容、(不明)は公表されていない内容です。

なぜ起きたか

会社の説明では、2022年8月の侵入で得た情報を使い、クラウドの復号鍵に接続できる4人のエンジニアの1人を狙った。脆弱な外部のメディアソフトを通じて自宅PCにキーロガーが仕込まれ、多要素認証を通った後に入力したマスターパスワードが盗まれた。報道では、このソフトはPlex(古い未修正版)とされている。

原因の種類は「認証情報の漏れ」です。IDやパスワードが漏れ、なりすましで入られた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は28件あります。

事故が起きてから公表されるまで

  1. 2022年8月開発者アカウント経由で開発環境に侵入され、ソースコードなどが持ち出される
  2. 2022年8月25日会社が最初の侵害を公表する
  3. 2022年8月〜10月攻撃者がエンジニアの自宅PCから認証情報を盗み、クラウドのバックアップを写し取る
  4. 2022年12月22日利用者の保管庫データが持ち出されたと公表する
  5. 2023年2月28日〜3月1日自宅PCを経由した手口と推奨対処を公表する

どうすれば防げたか

上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。

止められた可能性がある所(当社の見立て)

本番データや暗号鍵に接続できる権限を持つ人が、私物や自宅のPCから接続できない運用にし、接続端末のソフト更新を管理していれば、盗まれる経路を減らせた可能性がある。

この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。

自社で確認する3つの手順

上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。

  1. 顧客データの復号鍵やバックアップに接続できる人と端末を一覧にする
  2. その人たちが私物PCや自宅PCから業務システムに接続していないかを確認する
  3. 管理者用の保管庫やクラウドの鍵に、端末を限定する設定と追加の承認があるかを確認する

自社に同じ原因があるか

当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。

結果はこの画面にだけ表示されます。入力した内容は送信されません。

出典と更新の履歴

2022.08.25記事を掲載

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