何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、氏名・生年月日・電話番号・メールアドレス。一部の顧客は住所、運転免許証・パスポートなどの番号。最大約980万人(ACMAは950万人超と主張)です。その後の対応と影響は、会社は攻撃を見つけて止め、豪州サイバーセキュリティセンターと連携し、連邦警察と個人情報保護委員会(OAIC)などに報告した。金融機関にも知らせ、顧客に不審な動きへの注意を呼びかけた。2024年5月に通信の規制当局ACMAが連邦裁判所に提訴したです。
原因になったのは「外部に公開されたAPIのアクセス制御の不備(規制当局の主張)」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因報道
通信の規制当局ACMAは2024年の訴状で、2018年に入り込んだアクセス制御のコードの誤りにより、インターネットに公開されたAPIが顧客データを返す状態だったと主張している。会社は当初この原因の説明に異議を示したと報じられている。
- 1つ外側 流出した情報報道
氏名・生年月日・電話番号・メールアドレス。一部の顧客は住所、運転免許証・パスポートなどの番号。最大約980万人(ACMAは950万人超と主張)。
- いちばん外側 その後の対応と影響報道
会社は攻撃を見つけて止め、豪州サイバーセキュリティセンターと連携し、連邦警察と個人情報保護委員会(OAIC)などに報告した。金融機関にも知らせ、顧客に不審な動きへの注意を呼びかけた。2024年5月に通信の規制当局ACMAが連邦裁判所に提訴した。
なぜ起きたか
ACMAの主張では、2018年9月にアクセス制御のコードに誤りが入り、2020年6月に対象のドメインがインターネットに公開された。2021年8月に主ドメインでは誤りが見つかり修正されたが、API用の別ドメインには修正が適用されず、攻撃者は試行錯誤でAPIに要求を送り顧客データを取得したとされる。これらはACMAの主張で、裁判で争われている。
原因の種類は「設定ミス」です。公開範囲やアクセスの設定を誤り、外から見える状態になった事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は13件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2018年9月アクセス制御のコードに誤りが入る(ACMAの主張)
- 2021年8月主ドメインでは誤りが修正されるが、API用のドメインは直されない(ACMAの主張)
- 2022年9月外部からAPIを通じて顧客データが取得される(ACMAの主張)
- 2022年9月22日会社がサイバー攻撃による顧客情報への不正アクセスのおそれを公表
- 2024年5月ACMAが連邦裁判所に提訴
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)外部に公開しているAPIやサブドメインを一覧にし、認証とアクセス制御の修正をすべての公開先に当てたかを確かめる手順があれば、修正漏れに気づけた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- インターネットから届く自社のドメイン・サブドメイン・APIを一覧にする
- 顧客データを返すAPIごとに、認証なしで呼び出せないかを外部から試す
- 脆弱性を直した時に、同じコードを使う他のシステムにも修正を当てたかを記録する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- Whoa: Optus announces significant security breach(Optusの公表文を掲載)2022.09.22
- Nearly 10 million Australians' data possibly compromised in hack(Al Jazeera)2022.09.23
- Optus breach occurred due to a coding error, alleges ACMA(CSO Online)2024.06.21
- Australian Telecom Watchdog Sues Optus Over 2022 Data Breach(BankInfoSecurity)2024.05.24