何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、約1万4000アカウント(顧客の0.1%未満)に不正ログイン。DNA Relatives約550万人分、Family Tree約140万人分のプロフィール情報です。その後の対応と影響は、全顧客にパスワードの再設定を求め、2023年11月から2段階認証を必須にした。親族マッチング機能の一部を一時停止し、外部の調査会社と連邦の捜査機関と調査した。12月に対象者へ通知したです。
原因になったのは「他のサイトで漏れたパスワードの使い回し(クレデンシャルスタッフィング)」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
他のサイトで漏れたIDとパスワードを使い、同じ組み合わせを使っていた顧客アカウントにログインされた。
- 1つ外側 流出した情報確定
約1万4000アカウント(顧客の0.1%未満)に不正ログイン。DNA Relatives約550万人分、Family Tree約140万人分のプロフィール情報。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
全顧客にパスワードの再設定を求め、2023年11月から2段階認証を必須にした。親族マッチング機能の一部を一時停止し、外部の調査会社と連邦の捜査機関と調査した。12月に対象者へ通知した。
なぜ起きたか
会社の説明では、攻撃者は過去に他のサイトから漏れたIDとパスワードを使ってログインした。ログインされたアカウントから、親族マッチング機能で共有されていた他の利用者のプロフィール情報が見える状態だった。
原因の種類は「認証情報の漏れ」です。IDやパスワードが漏れ、なりすましで入られた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は28件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2023年10月6日会社がプロフィール情報が許可なく集められたと公表する
- 2023年10月9日全顧客にパスワードの再設定を求める
- 2023年10月20日親族マッチング機能の一部を一時停止する
- 2023年11月6日全顧客に2段階認証を必須にする
- 2023年12月調査を終え、対象者に通知する
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)ログインに2段階認証を最初から求め、漏えい済みのパスワードでの登録を拒む仕組みや、大量のログイン試行の検知があれば、不正ログインの数を減らせた可能性がある。1つのアカウントから他人の情報がどこまで見えるかの点検も手段の一つ。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 会員ログインに2段階認証を必須にしているか、任意かを確認する
- 短時間に多くのアカウントへログイン試行がある時の検知と遮断の設定を確認する
- 1つのアカウントから他の会員の情報がどこまで見えるかを洗い出す
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。