何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、中央政府と地方行政の約210機関のデータベースが影響を受けた。流出した情報の種類と件数は公表されていないです。その後の対応と影響は、空港4か所と港2か所の出入国審査と自動ゲートが止まった。出入国のデータは外部のクラウドに移された。6月24日までに一部の機関がサービスを再開した。政府は身代金を支払わない方針を示したです。
原因になったのは「国のデータセンターへのランサムウェア攻撃」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因報道
ランサムウェアの一種(Brain Cipher、LockBit 3.0の新しい型)に感染した。悪意のあるファイルが置かれ、重要なファイルシステムが消され、動いていたサービスが止められた(国家サイバー暗号庁長官)。
- 1つ外側 流出した情報不明
中央政府と地方行政の約210機関のデータベースが影響を受けた。流出した情報の種類と件数は公表されていない。
- いちばん外側 その後の対応と影響報道
空港4か所と港2か所の出入国審査と自動ゲートが止まった。出入国のデータは外部のクラウドに移された。6月24日までに一部の機関がサービスを再開した。政府は身代金を支払わない方針を示した。
なぜ起きたか
国家サイバー暗号庁の長官は、攻撃者が悪意のあるファイルを置き、重要なファイルシステムを消し、動いていたサービスを止めたと説明した。攻撃者がどこから入ったかなど、詳しい経緯は公表されていない。
原因の種類は「ランサムウェア」です。データを暗号化して身代金を求める攻撃で、業務が止まった事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は19件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2024年6月20日、臨時の国家データセンターで不審な動きが見つかり、障害が起きた
- 同日、空港と港の出入国審査と自動ゲートが止まった
- 国家サイバー暗号庁が、ランサムウェアによる攻撃と説明した
- 攻撃者が約800万ドルを要求し、政府は支払わない方針を示した
- 6月24日までに、一部の機関がデータベースに接続できるようになり、サービスを再開した
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)多くの機関が一つの設備を共有する場合に、ネットワークから切り離した場所に定期的にバックアップを取り、そこから戻す手順を試しておけば、停止の期間を短くできた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 重要なシステムのバックアップが、本番のネットワークから切り離して保管されているかを確認する
- バックアップから実際に戻す訓練を行い、戻すまでにかかる時間を測る
- 共有の設備やクラウドが止まった時に、どの業務が止まるかを一覧にする
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。