自社の設定を無料で確認する→
No.00192025年1月29日 公表中国 杭州IT生成AIが関わった事故

中国の生成AIの会社で、利用者の対話履歴を含むデータベースが認証なしでインターネットに公開されていた

流出した、またはおそれのある件数
100万件

2025年1月6日以降のログ100万行超。対話の履歴、APIの秘密鍵、システムの内部情報、運用の記録。

原因の種類
設定ミス

公開範囲やアクセスの設定を誤り、外から見える状態になった事故

同じ原因の事故(13件)
公表日
2025.01.29

中国 杭州 IT

米国のセキュリティ調査会社が、生成AIの会社の外部向け設定を調べたところ、認証なしで中身を読めるデータベースを見つけたと発表した。データベースには100万行を超えるログがあり、対話の履歴、APIの秘密鍵、システムの内部情報が含まれていた。調査会社が連絡すると、会社はすぐに公開を止めた。

この記事の内容
1. 何が起きたか2. なぜ起きたか3. どうすれば防げたか4. 自社に同じ原因があるか出典と更新の履歴

何が起きたか

この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、2025年1月6日以降のログ100万行超。対話の履歴、APIの秘密鍵、システムの内部情報、運用の記録です。その後の対応と影響は、調査会社の連絡を受け、会社はすぐに外部から接続できない状態にした。会社自身の公表文は確認できないです。

原因になったのは「認証なしでインターネットから開けるデータベース」です。生成AIで作ったもの、または生成AIの使い方が事故に関わっています。

  1. 中心 直接の原因報道

    データベースが通常のWeb用とは別の番号(8123と9000)で外部に開いており、認証なしで操作できた。

  2. 1つ外側 流出した情報報道

    2025年1月6日以降のログ100万行超。対話の履歴、APIの秘密鍵、システムの内部情報、運用の記録。

  3. いちばん外側 その後の対応と影響報道

    調査会社の連絡を受け、会社はすぐに外部から接続できない状態にした。会社自身の公表文は確認できない。

(確定)は当事者が発表した内容、(報道)は報道にもとづく内容、(不明)は公表されていない内容です。

なぜ起きたか

調査会社によると、会社がインターネットに出している約30の接続先を調べたところ、開発用などの接続先でデータベースの管理用の入口が開いていた。誰でもブラウザからデータベースに命令を送れる状態だった。設定がなぜそうなっていたかは公表されていない。

原因の種類は「設定ミス」です。公開範囲やアクセスの設定を誤り、外から見える状態になった事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は13件あります。

事故が起きてから公表されるまで

  1. 2025年1月、生成AIの新しいモデルが話題になり、調査会社が会社の外部向け設定を調べ始めた
  2. 調査会社が、認証なしで操作できるデータベースを見つけた
  3. データベースに対話の履歴やAPIの秘密鍵を含む100万行超のログがあることを確認した
  4. 調査会社が会社に連絡し、会社はすぐに公開を止めた
  5. 1月29日、調査会社が経緯を発表した

どうすれば防げたか

上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。

止められた可能性がある所(当社の見立て)

外部から接続できる番号とサービスを定期的に外から調べ、データベースの管理用の入口に認証と接続元の制限をかけておけば、公開状態に早く気づけた可能性がある。

この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。

自社で確認する3つの手順

上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。

  1. 自社のドメインと接続先の一覧を作り、外部から開いている番号を外から調べる
  2. データベースや管理画面に、認証と接続元の制限がかかっているかを確認する
  3. 開発用・検証用の環境が本番と同じようにインターネットに出ていないかを確認する

自社に同じ原因があるか

当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。

結果はこの画面にだけ表示されます。入力した内容は送信されません。

出典と更新の履歴

2025.01.29記事を掲載

同じ原因で起きたほかの事故

同じ原因の事故をすべて見る
2026.10.05 日本 大阪就職活動サービスを運営する人材業の会社で、設定の不備により学生の氏名とメールアドレスを利用企業が取得できる状態になっていた 31.4万件 2026.10.05 フランス パリフランスのDiscord向けサービスの会社で、使わなくなったサーバーに残っていた分析ツールの脆弱性を突かれ、約2800万件のアカウント情報が漏洩 2,800万件 2026.09.25 米国 サンフランシスコ米国のクラウドデータベースを使うアプリで、約1万6000件のデータベースが外部から読める状態になっていた 件数は未公表