何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、術前・術後のX線画像。多くは氏名などを含まないが、1件には患者の氏名が表示されていた。件数は病院ごとに画像13件、15枚、患者4人分などと公表されたです。その後の対応と影響は、各病院は患者に説明して謝罪し、関係機関に報告した。外部の立ち会い者による撮影を禁止する病院もある。会社は規程・研修・監督体制の強化を進めるとしたです。
原因になったのは「社員が手術室のモニターのX線画像をスマートフォンで撮影し、社内チャットで共有した」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
社員が手術室のモニターに表示されたX線画像をスマートフォンで撮影し、社内のグループチャットで共有した。会社は「知見の共有」が目的と説明した。撮影は執刀医らの口頭許可によるとされるが、各病院は許可を確認できていない。
- 1つ外側 流出した情報確定
術前・術後のX線画像。多くは氏名などを含まないが、1件には患者の氏名が表示されていた。件数は病院ごとに画像13件、15枚、患者4人分などと公表された。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
各病院は患者に説明して謝罪し、関係機関に報告した。外部の立ち会い者による撮影を禁止する病院もある。会社は規程・研修・監督体制の強化を進めるとした。
なぜ起きたか
公表文と報道によると、医療機器の立ち会いで手術室に入った社員が、モニターの画像をスマートフォンで撮影して社内で共有した。撮影の許可は口頭とされ、病院側は記録で確認できていない。
原因の種類は「その他」です。上の分類に当てはまらない事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は14件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2025年9月・10月社内グループチャットに9医療機関分のX線画像が投稿される
- 2026年6月新聞社の指摘で持ち出しが発覚
- 8月12日大学病院が公表
- 8月13日新聞が9医療機関への流出の疑いを報道
- 8月14日〜19日会社と各病院が順次公表
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)外部の立ち会い者が手術室で撮影する時の可否と手順を文書で決め、私物端末での撮影を禁止していれば、画像が院外に出ることを防げた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 院内や作業現場に入る外部の業者が撮影してよいかの決まりを確認する
- 業務で私物のスマートフォンを使ってよい範囲を確認する
- 社内チャットで顧客や患者の画像を共有していないか点検する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 大阪公立大学医学部附属病院:お知らせ2026.08.12
- スミス・アンド・ネフュー:お知らせ(医療関係者向け)2026.08.14
- 神戸大学医学部附属病院:お知らせ2026.08.14
- 医療機器会社社員による患者X線画像の持ち出しについてまとめてみた(piyolog)2026.08.15