何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、利用登録者55名の氏名、電話番号、相談員とのやり取り。うち2名の氏名は閲覧が確認された。利用者1名が198,000円の詐欺被害にあったです。その後の対応と影響は、利用登録者に詐欺への注意と漏えいのおそれを通知した。アカウントのセキュリティ対策をとり、警察に相談した。相談員への研修と運営団体の管理体制の点検を行うです。
原因になったのは「相談員がメッセージアプリを装った偽のセキュリティ更新に従い、アカウントを乗っ取られた」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
相談員が、WhatsAppを装ったセキュリティ更新のメッセージに従って端末を操作し、相談用のアカウントを第三者に不正に使われた。
- 1つ外側 流出した情報確定
利用登録者55名の氏名、電話番号、相談員とのやり取り。うち2名の氏名は閲覧が確認された。利用者1名が198,000円の詐欺被害にあった。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
利用登録者に詐欺への注意と漏えいのおそれを通知した。アカウントのセキュリティ対策をとり、警察に相談した。相談員への研修と運営団体の管理体制の点検を行う。
なぜ起きたか
公表文によると、2026年8月10日に相談員がメッセージアプリを装った偽のセキュリティ更新の連絡に従って端末を操作した。翌日、アカウントから相談員になりすました偽のメッセージが送られた。
原因の種類は「認証情報の漏れ」です。IDやパスワードが漏れ、なりすましで入られた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は28件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2026年8月10日相談員が偽のセキュリティ更新の連絡に従い端末を操作
- 8月11日利用者2名の氏名が閲覧され、偽メッセージで1名が振り込む
- 8月12日運営団体から県に報告し、警察に相談
- 8月14日利用登録者に漏えいのおそれを通知
- 8月20日公表
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)業務で使うメッセージアプリに2段階認証を設定し、アプリ内の更新案内で端末を操作しない決まりを周知していれば、乗っ取りを防げた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 相談業務などで使うSNS・メッセージアプリのアカウントを一覧にする
- 各アカウントに2段階認証を設定する
- 利用者に、職員がお金を求めることは無いと事前に伝える
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 長野県多文化共生相談センター相談員をかたった詐欺事案等の発生について2026.08.20