何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、放射線量率や気象などの測定データのファイルが暗号化された。データ公開を目的としたシステムで、機密情報や個人情報は保有していないと県は説明しているです。その後の対応と影響は、通信経路を遮断した。副監視局で監視を続け、サイトで代わりの情報源を案内した。県のCSIRTと県警の協力を得て保守業者が原因を調べているです。
原因になったのは「環境放射線モニタリングシステムのランサムウェア被害(侵入経路は非公表)」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
システムがランサムウェアの攻撃を受け、測定データのファイルが暗号化された。侵入経路とランサムウェアの種類は公表されていない。
- 1つ外側 流出した情報確定
放射線量率や気象などの測定データのファイルが暗号化された。データ公開を目的としたシステムで、機密情報や個人情報は保有していないと県は説明している。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
通信経路を遮断した。副監視局で監視を続け、サイトで代わりの情報源を案内した。県のCSIRTと県警の協力を得て保守業者が原因を調べている。
なぜ起きたか
公表されている直接の原因は、システムがランサムウェアの攻撃を受け、測定データのファイルが暗号化された。侵入経路とランサムウェアの種類は公表されていないです。それがどのように起きたかの詳しい経緯は、まだ公表されていません。新しい発表があれば、この記事に追記します。
原因の種類は「ランサムウェア」です。データを暗号化して身代金を求める攻撃で、業務が止まった事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は19件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2026年9月2日未明自動メールで異常通知。業者の調査で暗号化が判明
- 9月2日原子力防災サイトが測定データ更新の一時停止を告知
- 9月3日県がランサムウェア攻撃を公表
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)監視システムの外部接続を一覧にし、遠隔保守の経路を限定していれば、侵入の機会を減らせた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 個人情報を持たない業務システム(監視・計測・設備)にも外部からの接続経路があるか確認する
- システムが止まった時に代わりの手段で業務を続ける手順を確認する
- 保守業者の遠隔接続の方法と認証を確認する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 鳥取県環境放射線モニタリングシステムへのサイバー攻撃2026.09.03
- 鳥取県の放射線監視システムへのランサムウェア攻撃についてまとめてみた(piyolog)2026.09.07