何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、患者の個人情報。一部は社会保障番号を含む。会社は診療情報は含まれないと説明。件数は公表されていない。攻撃者は氏名、住所、社会保障番号、メールアドレス、電話番号などの患者記録350万件超を主張(未確認)です。その後の対応と影響は、事故対応の手順を始め、警察に報告した。影響を受けた顧客と個人に通知し、必要に応じて信用情報の監視サービスを提供する。業務の停止は無く、業績への重大な影響は見込んでいないと説明した。集団訴訟が起こされたです。
原因になったのは「委託先の環境から盗まれた認証情報でAPIに接続」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
攻撃者が委託先の環境から認証情報を盗み、その認証情報で使える顧客サービス用のAPIから患者情報を複製した。
- 1つ外側 流出した情報確定
患者の個人情報。一部は社会保障番号を含む。会社は診療情報は含まれないと説明。件数は公表されていない。攻撃者は氏名、住所、社会保障番号、メールアドレス、電話番号などの患者記録350万件超を主張(未確認)。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
事故対応の手順を始め、警察に報告した。影響を受けた顧客と個人に通知し、必要に応じて信用情報の監視サービスを提供する。業務の停止は無く、業績への重大な影響は見込んでいないと説明した。集団訴訟が起こされた。
なぜ起きたか
会社の届出では、攻撃者が委託先の環境から認証情報を手に入れた。その認証情報は限られたAPIだけに使えるもので、社内のネットワークやデータベースには入れなかった。委託先の名前と、認証情報が盗まれた経緯は公表されていない。
原因の種類は「委託先での事故」です。業務を任せていた会社のシステムで起きた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は40件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2026年9月5日ランサムウェアの攻撃者が犯行を名乗り、患者記録350万件超を持っていると主張する
- 2026年9月8日会社が米証券取引委員会に届け出る
- 2026年9月9日委託先の認証情報が使われたと報道される
- 2026年9月11日攻撃者が示した公開の期限が過ぎる
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)委託先に発行するAPIの認証情報に、接続元の制限・有効期限・取り出し量の監視を設けていれば、盗まれた後の大量複製を早く見つけられた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 委託先に発行しているAPIキーやアカウントを一覧にし、使える範囲を確認する
- それぞれに接続元IPの制限と有効期限を設け、定期的に入れ替える
- 1つの認証情報から取り出されるデータ量を監視し、通常より多い時に通知が届く設定にする
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- Veradigm Form 8-K(2026年9月8日)2026.09.08
- Veradigm discloses patient data breach after Gentlemen gang claims attack(BleepingComputer)2026.09.09