何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、旅券番号、医療・アレルギー情報などの可能性。乗組員は口座や考課の情報も含む可能性。件数は調査中です。その後の対応と影響は、個人情報保護委員会に報告し、警察に届け出た。外部業者を使い、約20万ファイルを対象に紛失したデータを特定している。流出や不正利用は確認されていないです。
原因になったのは「船内PCのデータ移行に使った外部記憶媒体の一部が所在不明になった」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
船内PCの情報を移すのに使った外部記憶媒体の一部が所在不明になった。媒体の数と種類は公表されていない。
- 1つ外側 流出した情報確定
氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、旅券番号、医療・アレルギー情報などの可能性。乗組員は口座や考課の情報も含む可能性。件数は調査中。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
個人情報保護委員会に報告し、警察に届け出た。外部業者を使い、約20万ファイルを対象に紛失したデータを特定している。流出や不正利用は確認されていない。
なぜ起きたか
公表文によると、2026年5月に運航を終えた客船から新しい客船へデータを移す作業で外部記憶媒体を使った。7月に保管場所を確認した時に一部が見つからなかった。どこで無くなったかは分かっていない。
原因の種類は「紛失・盗難」です。書類や端末をなくした、または盗まれた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は3件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2026年5月10日客船の運航を終了
- データ移行外部記憶媒体で新しい客船の船内PCにデータを移す
- 7月IT担当者が保管場所を確認し、媒体の一部が所在不明と判明
- 9月10日公表
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)データ移行に使う媒体を暗号化し、使う前後で台数を記録して返却を確認していれば、紛失しても中身を読まれず、早く気づけた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- USBメモリや外付けHDDなど社内の記録媒体の台数と保管場所を確認する
- データ移行に使う媒体を暗号化しているか確認する
- 媒体の貸出と返却を記録する手順があるか確認する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 営業情報を保存した外部記憶媒体の紛失について2026.09.10
- 商船三井クルーズで営業情報を保存した外部記憶媒体を紛失(ScanNetSecurity)2026.09.29