何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、氏名、メールアドレス、電話番号、住所。利用機関の職員など約18.9万件、事業者や個人など約5.7万件。マイナンバー、口座情報、年金番号は含まないです。その後の対応と影響は、保守担当のアカウントを止め、侵害された機器の外部通信を遮断し、パッチを当てた。個人情報保護委員会に報告し、警察庁に相談した。対象者に個別に連絡し、窓口を設けたです。
原因になったのは「保守運用用のVPN機器の脆弱性を悪用され、保守担当のアカウントを使われた」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
第三者が外部からの保守運用に使うVPN機器の脆弱性を悪用して侵入し、保守運用アカウントの情報を取得して使ったとみられる。脆弱性の具体的な内容は公表していない。
- 1つ外側 流出した情報確定
氏名、メールアドレス、電話番号、住所。利用機関の職員など約18.9万件、事業者や個人など約5.7万件。マイナンバー、口座情報、年金番号は含まない。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
保守担当のアカウントを止め、侵害された機器の外部通信を遮断し、パッチを当てた。個人情報保護委員会に報告し、警察庁に相談した。対象者に個別に連絡し、窓口を設けた。
なぜ起きたか
公表によると、2026年5月下旬ごろから第三者がVPN機器の脆弱性を悪用して侵入し、内部で保守運用アカウントの情報を取得した。そのアカウントで大量のファイルにアクセスしていた。
原因の種類は「不正アクセス」です。第三者がシステムに入り、情報を見たり持ち出したりした事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は131件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2026年5月下旬ごろVPN機器の脆弱性を悪用した侵入が始まったとみられる
- 6月25日保守担当アカウントによる大量のファイルアクセスを検知
- 7月9日不正アクセスと判明し、アカウント停止・通信遮断・パッチ適用
- 7月15日個人情報保護委員会に報告
- 9月11日公表
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)保守用のVPN機器の脆弱性情報を受け取ってすぐに修正し、保守アカウントの操作を監視していれば、侵入や大量アクセスを早く止められた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 保守業者が使う外部からの接続経路(VPN・リモート接続)を一覧にする
- その機器のファームウェアが最新か、脆弱性情報を誰が見ているか確認する
- 保守用アカウントの権限と操作記録を確認する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- ガバメントソリューションサービス(GSS)への不正アクセスについて2026.09.11
- Q&A2026.09.11
- デジタル庁のGSSへの不正アクセスについてまとめてみた(piyolog)2026.09.11