何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、監査報告、契約書、会議録など社内文書2,400件余り。一部はネットワーク安全の等級保護の評価報告や事業の承認文書など、機微な文書だった。個人情報の有無と件数は公表されていないです。その後の対応と影響は、地元のインターネット情報弁公室が是正を命じ、警告と罰金を科した。直接の責任者個人にも罰金を科したです。
原因になったのは「認証なしで読めるオープンソース版ESの脆弱性と、消し忘れたテストデータ」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
文書管理システムに、認証なしでアクセスできる脆弱性のあるオープンソース版ESを使い、開発終了後もテストデータを消していなかった。
- 1つ外側 流出した情報確定
監査報告、契約書、会議録など社内文書2,400件余り。一部はネットワーク安全の等級保護の評価報告や事業の承認文書など、機微な文書だった。個人情報の有無と件数は公表されていない。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
地元のインターネット情報弁公室が是正を命じ、警告と罰金を科した。直接の責任者個人にも罰金を科した。
なぜ起きたか
当局の発表では、会社はシステム構築の際に、認証なしでアクセスできる脆弱性のあるオープンソース版のESを採用した。開発が終わった後もテストデータを消さず、ネットワークとデータを守るための技術的な措置を取っていなかった。盗まれた時期と攻撃者は公表されていない。
原因の種類は「設定ミス」です。公開範囲やアクセスの設定を誤り、外から見える状態になった事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は13件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 時期不明文書管理システムの構築で、認証なしでアクセスできるオープンソース版ESを使う
- 時期不明開発後もテストデータが残ったまま運用される
- 時期不明社内文書2,400件余りが盗まれる
- 2026年9月15日国家インターネット情報弁公室が典型事例として公表し、警告と罰金を科したと発表する
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)検索エンジンやデータベースを外部から読める状態で置いていないかを公開前に確認し、開発が終わった時点でテストデータを消す手順を決めておけば、文書の持ち出しを防げた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 社内で動いている検索エンジンやデータベースを一覧にし、外部から認証なしで接続できないか確認する
- 使っているオープンソースの版と、既知の脆弱性の有無を確認する
- 開発・検証の後にテストデータを消したかどうかを、納品の確認項目に入れる
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。