何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、2015年11月〜2020年5月の問い合わせデータ6,683件のうち、自由記述欄に個人情報を含むもの583名分(健康状態や障がいの状況など要配慮個人情報99名分)。氏名・住所などの欄は暗号化されていたです。その後の対応と影響は、ファイルを削除し、アクセスログを調べた(残っていた約3カ月分で第三者のアクセスは確認されていない)。個人情報保護委員会に報告し、対象者へ順次個別に通知するです。
原因になったのは「委託先が作業後に消さなかったバックアップファイル」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
委託先がバックアップ作業後にファイルの管理と削除を行わず、Webサーバー上に残した。会社側も、作業後に外部から取得できるファイルが残っていないかを技術的に確認する手続きが十分ではなかったとしている。
- 1つ外側 流出した情報確定
2015年11月〜2020年5月の問い合わせデータ6,683件のうち、自由記述欄に個人情報を含むもの583名分(健康状態や障がいの状況など要配慮個人情報99名分)。氏名・住所などの欄は暗号化されていた。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
ファイルを削除し、アクセスログを調べた(残っていた約3カ月分で第三者のアクセスは確認されていない)。個人情報保護委員会に報告し、対象者へ順次個別に通知する。
なぜ起きたか
委託先がバックアップ作業の後にファイルを削除しなかった。ファイルはリンクされていなかったが、20数桁のファイル名を含むURLを指定すれば認証なしでダウンロードできた。
原因の種類は「委託先での事故」です。業務を任せていた会社のシステムで起きた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は40件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2020年5月11日、委託先のバックアップ作業後にファイルがWebサーバーに残った
- 2026年9月11日に委託先からの報告で判明し、ファイルを削除した
- アクセスログを調べ、残っている期間に第三者のアクセスが無いことを確認した
- 10月2日に公表し、個人情報保護委員会に報告した
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)委託先の作業が終わるたびに公開サーバー上のファイル一覧を確認し、バックアップを公開領域に置かないルールを契約に入れていれば、長期間残る状態を防げた可能性がある。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 公開Webサーバー上にバックアップやデータの書き出しファイルが無いかを一覧で確かめる
- 委託先の作業完了報告に、作業で作ったファイルの削除確認を含めているかを確かめる
- 公開サーバーのアクセスログを何カ月保存しているかを確かめる
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 当社Webサイトにおける個人情報漏えいのおそれに関するお知らせとお詫び2026.10.02
- ニチイ学館 介護サイトの個人情報漏洩のおそれ(セキュリティ対策Lab)2026.10.02