何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、Discordのユーザー IDと名前約2800万件、IPアドレスとおおよその位置約2700万件、ブラウザ情報のハッシュ約2500万件、メールアドレス約100万件。Discordのパスワードとカード情報は対象外です。その後の対応と影響は、接続を断ち、盗まれた鍵とセッションを無効にし、古いサーバーを止めた。トークン、パスワード、決済の鍵を入れ替えた。10月5日にCNILに届け出た。別の決済アカウントで7316ドルの不正請求があったです。
原因になったのは「使わなくなったサーバーで動き続けていた分析ツールの脆弱性」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
使わなくなったサーバーで、自前で立てた分析ツール(Metabase)が外から接続できる状態のまま動いていた。その脆弱性で管理者のセッションを偽造され、サーバー上のクラウド用の鍵を盗まれた。
- 1つ外側 流出した情報確定
Discordのユーザー IDと名前約2800万件、IPアドレスとおおよその位置約2700万件、ブラウザ情報のハッシュ約2500万件、メールアドレス約100万件。Discordのパスワードとカード情報は対象外。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
接続を断ち、盗まれた鍵とセッションを無効にし、古いサーバーを止めた。トークン、パスワード、決済の鍵を入れ替えた。10月5日にCNILに届け出た。別の決済アカウントで7316ドルの不正請求があった。
なぜ起きたか
会社の報告では、10月3日に古いサーバーへの探りが始まり、4日0時47分にログインされた。12時3分に盗まれたクラウド用の鍵が使われ、15時9分から34分にデータベースから約12GBが写された。
原因の種類は「設定ミス」です。公開範囲やアクセスの設定を誤り、外から見える状態になった事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は13件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 2026年10月3日攻撃者が使わなくなったサーバーを探り始める
- 2026年10月4日分析ツールの脆弱性で入り、クラウドの鍵を盗んで約12GBを写す
- 2026年10月4日夜新しい鍵でサービスを再開する
- 2026年10月5日経緯を公表し、CNILに届け出る
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)使わなくなったサーバーを止めて、そこに残る鍵を無効にしていれば、侵入の入口を残さずに済んだ可能性がある。分析ツールを外から接続できない設定にすることも対策になる。
この見立ては、公表された原因から当社が考えたものです。当事者の調査の結果とは異なる場合があります。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 使っていないサーバーとクラウドの資源を一覧にし、止める
- 外から接続できる管理画面と分析ツールを一覧にする
- サーバーに置いたクラウド用の鍵を一覧にし、使っていない鍵を無効にする
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。