何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、2年生226名分のクラス・番号・氏名・性別・保護者の連絡先、108名分の健康調査表(治療中の病気や受診履歴、服薬状況、アレルギーなど)、生徒の写真160〜170枚(約100名分)が入った学校のiPad 1台、教職員69名分の緊急連絡網、教員の個人手帳です。その後の対応と影響は、教員は警察に紛失届を出し、鉄道会社などと連携して探しているが、見つかっていない。学校は10月19日に全校生徒へ謝罪し、20日に保護者説明会を開いた。県教委は全県立学校に、個人情報の扱いを改めて指導するとしているです。
原因になったのは「修学旅行の引率中、個人情報の書類と学校の端末が入った私物のリュックサックを置き忘れた」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
10月9日、修学旅行の解散式のあと、引率教員が個人情報の入った私物のリュックサックを置き忘れた。正確な場所は分かっていない。
- 1つ外側 流出した情報確定
2年生226名分のクラス・番号・氏名・性別・保護者の連絡先、108名分の健康調査表(治療中の病気や受診履歴、服薬状況、アレルギーなど)、生徒の写真160〜170枚(約100名分)が入った学校のiPad 1台、教職員69名分の緊急連絡網、教員の個人手帳。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
教員は警察に紛失届を出し、鉄道会社などと連携して探しているが、見つかっていない。学校は10月19日に全校生徒へ謝罪し、20日に保護者説明会を開いた。県教委は全県立学校に、個人情報の扱いを改めて指導するとしている。
なぜ起きたか
公表資料によると、教員は解散式を行った新横浜駅東口の付近に置き忘れたと認識している。健康調査表などの書類と写真の入った端末を、教員の私物のかばんに入れて持ち歩いていた。iPadのロックの設定は公表されていない。
原因の種類は「紛失・盗難」です。書類や端末をなくした、または盗まれた事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は6件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 10月6日〜9日修学旅行。引率教員が生徒の個人情報を持ち歩く
- 10月9日15時40分ごろ新横浜駅東口の解散式の場所から移動を始める
- 16時新幹線ホームでリュックサックがないことに気づく。教員は生徒の引率を優先して乗車し、新幹線の車内から警察に紛失届を出す
- 10月19日全校生徒に謝罪
- 10月20日県教委が公表し、学校が保護者説明会を開く
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)持ち出す個人情報を引率に必要な項目だけに絞り、端末にパスコードと遠隔からの消去の設定をしておけば、紛失した時に見られる情報を減らせた可能性がある。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 校外学習や出張で持ち出す個人情報の項目と量を、事前に決めているか確認する
- 持ち出す端末に、パスコードと遠隔からのロック・消去の設定があるか確認する
- 持ち出した書類と端末を、帰着時に確認する手順があるか確認する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 広島県立大門高等学校における個人情報の紛失について(広島県教育委員会)2026.10.20
- 【会見詳報】県立高校教員が修学旅行でリュック紛失 学年226人全員の個人情報流出か 県教委が謝罪 広島(RCC中国放送)2026.10.20
