何が起きたか
この事故で流出した、または流出したおそれがある情報は、対象の患者数と、閲覧された項目は公表されていない。報道では、入院中で自宅を留守にしていた一人暮らしの高齢者の住宅が、窃盗の被害に遭ったとされるです。その後の対応と影響は、病院は9月9日付で懲戒解雇し、個人情報保護委員会に報告した。電子カルテのアクセス監査の強化、診療目的外の閲覧禁止の周知、職員教育の強化を再発防止策に挙げているです。
原因になったのは「看護師が、電子カルテの患者情報を業務上の必要なく閲覧し、不正に利用した疑い」です。公表された内容では、生成AIは事故に関わっていません。
- 中心 直接の原因確定
看護師が、電子カルテに記録された患者の情報を業務上の必要なく閲覧し、その情報を不正に利用した疑いがある。
- 1つ外側 流出した情報報道
対象の患者数と、閲覧された項目は公表されていない。報道では、入院中で自宅を留守にしていた一人暮らしの高齢者の住宅が、窃盗の被害に遭ったとされる。
- いちばん外側 その後の対応と影響確定
病院は9月9日付で懲戒解雇し、個人情報保護委員会に報告した。電子カルテのアクセス監査の強化、診療目的外の閲覧禁止の周知、職員教育の強化を再発防止策に挙げている。
なぜ起きたか
看護師は業務で電子カルテを閲覧できる立場にあった。報道によると、病院はこれまで月1回、患者を無作為に抽出して閲覧記録を確認していた。どのように目的外の閲覧が行われたかは公表されていない。
原因の種類は「内部不正」です。社員や関係者が、情報を持ち出した事故を指します。このサイトに掲載している事故のうち、同じ種類の原因で起きた事故は3件あります。
事故が起きてから公表されるまで
- 時期は公表されていない看護師が電子カルテの患者情報を業務上の必要なく閲覧したとされる
- 9月看護師が住居侵入・窃盗の疑いで最初に逮捕される(報道)
- 9月9日病院が懲戒解雇
- 10月21日9月以降4回目の逮捕(報道)
- 10月22日病院が公表
どうすれば防げたか
上の流れでは、最初から公表まで、途中で異常に気づいて止める仕組みが働いていません。
止められた可能性がある所(当社の見立て)担当していない患者の電子カルテを開いた記録を、担当病棟や受け持ちと突き合わせて拾う仕組みがあれば、目的外の閲覧に早く気づけた可能性がある。
自社で確認する3つの手順
上から順に、短い時間で確認できるものを並べています。
- 顧客や患者の情報を閲覧できる職員の範囲と、閲覧記録を残しているかを確認する
- 担当外の情報の閲覧を、業務の記録と突き合わせて確認しているか確かめる
- 閲覧記録を確認する頻度と、確認する人が本人の所属の外にいるかを確認する
自社に同じ原因があるか
当てはまるものを選んでください。1つでも当てはまれば、この事故と同じ原因が自社にもある可能性があります。
出典と更新の履歴
- 【お詫び】当院元職員による患者情報の不正利用について(佐久総合病院)2026.10.22
- カルテ悪用か 高齢の患者宅で空き巣繰り返す 元看護師を逮捕、9月以降4回目(khb東日本放送/ANN)2026.10.23
- 元看護師が「カルテ情報」で入院患者の自宅に侵入…ネックレスなど13点(84万円相当)盗んだ疑い(長野放送/FNNプライムオンライン)2026.10.22
- 長野県 佐久総合病院の元看護師、電子カルテの患者情報を悪用し空き巣か 入院中の独居高齢者を狙った疑い、病院は監査強化へ(セキュリティ対策Lab)2026.10.26
